「建て替えで費用を抑えるにはどうしたらいいの?」とお悩みのあなた、安心して下さい。実は一軒家の建て替えで誰でも簡単に費用を抑える方法があります。
この記事では、不動産や建築に関する詳しい知識がない人でも、簡単に一軒家の建て替え費用を抑える方法について紹介します。建て替えの費用を抑えて、新築に置く家具や家電、照明にお金を回せたら素敵ですよね。それではご覧下さい。
建て替えで余分な費用って何?
一軒家の建て替えともなると作業項目が多く、見積もりに全て目を通すだけでも大変そうですよね。でも、その見積もりの中には、余分な費用が含まれている場合があります。
一軒家を建て替える時の流れ
一軒家の建て替えは大きく分けると、もともとある空き家を壊す解体工事と、新しく新築を建てるための建設工事の2つに分けられます。
「どうせなら解体工事の方で費用を抑えられないの?」と考えたあなた、さすがです。せっかく新築を建てるなら、抑えるべき費用は古い建物を壊す解体工事であって欲しいですよね。では、どのようにして費用を抑えればいいのでしょうか?
ハウスメーカーは家を壊さない?!
「解体工事で費用を抑えたい!」と思っても一体解体工事のどの作業で費用を安くすればいいのか分かりません。でもそれは、解体工事を依頼するハウスメーカーさんにも分かりません。というのも、ハウスメーカーさんは基本的に解体工事をしないからです。
ハウスメーカーさんは、その名の通り家を建てるのが専門です。そのため、解体工事に関してはプロの解体業者さんに依頼するのが一般的です。そのため、『下請け』と『元請け』の関係が生まれます。
ここで注目すべき項目が中間マージンです。中間マージンとは、解体工事に掛かる費用に加えて、ハウスメーカーさんに支払われる仲介手数料です。家を借りるときに不動産会社に払う仲介手数料とよく似ています。
中間マージンは必要な費用?!
「そんな解体業者に仕事を横流しをして料金をとるなんてひどい!」と思う方もいるかもしれませんが、ハウスメーカーさんは解体業者さんに仕事を紹介しているだけでなく、その管理や責任も負っているので料金が発生するのは当然ともいえます。
- 依頼した先の管理
- 解体工事に関する責任
また、ハウスメーカーさんは会社も大きく、ほとんどのハウスメーカーさんはCMや広告などで一度は目にした事がある会社さんばかりです。ネームバリューや企業イメージも背負っていると考えると料金が発生するのは納得できるのではないでしょうか。 ただ、中間マージンはあなた次第でカット出来るというのは事実です。「やっぱり、中間マージンは余分な費用だからカットしたい!」と思ったあなたは、実際にどのようにして中間マージンをカットするのか具体的な方法を見ていきましょう。
分離発注について知ろう!
解体工事に掛かる費用に中間マージンが含まれている事は分かったけど、実際にどうやってカットすればいいのでしょうか。その具体的な方法が分離発注です。さっそく分離発注の仕組みと注意点について見ていきましょう。
分離発注とは?
分離発注とは、もともとある空き家を壊す解体工事と、新築を建てる建設工事を別々の業者に依頼する方法です。「えっ?!そんな事できるの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際に、分離発注は解体工事にかかる費用を安くできるため、以前から多くの方に取り入れられている発注方法の一つです。
具体的には、ハウスメーカーさんが代わりにやっていた、解体業者を探すという作業を、部分的にあなたがやることで解体工事にかかる費用を抑えようというものです。 また、分離発注により、解体工事を依頼する解体業者は自分で自由に決める事ができるようになるわけです。
直接施工がカギ!!
「よし、それならすぐにでも解体業者を検索しよう!」と思った方ちょっと待って下さい。実は、解体業者を探す際に絶対に見落としてはならない項目があります。
解体業者さんに解体工事を依頼する際は、必ず直接施工(又は自社施工)かどうかを確認して下さい。というのも、解体業者さんの中には、自社では営業のみを行い、解体工事そのものは下請けの解体業者さんに依頼している解体業者さんがあるからです。
直接施工や自社施工ではない解体業者さんに依頼した場合、中間マージンがかかります。せっかく分離発注をしても、別の所で中間マージンを払っては意味がありません。解体業者さんを探す時には注意して下さい。
さぁ、解体業者さんを見つけよう!
分離発注の仕組みが分かったあなたはいよいよ解体業者さんを探すだけになりました。でも、解体業者選びってなんだか難しそう…と不安な方もいらっしゃるかもしれません。大丈夫です。実は解体業者選びのポイントはたった1つしかありません。
解体業者探し最大のポイントそれは…
解体業者さんを探す時に注意して頂きたいのは見積もりを複数取るということです。優良な解体業者さんを探すときのポイントはこれに尽きます。 面倒かもしれませんが、解体業者さんは複数問合せて見積もりを依頼するようにしましょう。
何社くらいとればいいの?
では、一体何社くらい見積もりを出せばいいの?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、複数の見積もりを比較しながら決めるには、最低でも3社は見積もりを出すようにして下さい。
近くにどんな解体業者があるのか分からない、という方はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
見積もりは基本的に無料!
しかし、見積もりを出すには解体業者さんに来てもらって、測量などの現地調査をしてもらう必要があります。「見積もりを出すには手間もかかるし料金は発生しないの?」と思うかもしれませんが、安心して下さい。 解体業者さんの見積もりは基本的に無料です。さらに、解体業界では、相見積もりが基本になっています。
車の買取査定のように、複数の会社に見積もりを出してもらって一番条件が良いところに決めるというのが当然の業界です。「わざわざ来てもらったし、申し訳ないからこの業者さんにしよう」と、余計な気を回す必要はありません。見積もりをしっかり比較してあなたが納得した解体業者さんに依頼するようにして下さい。
一軒家の建て替えで発生する中間マージンの抑え方ついてのまとめ
ハウスメーカーさんや、解体業者さんに言われるままの値段ではなく、多少面倒でも、見積もりは複数社から取って比較して決めることが、一軒家の建て替えで分離発注をする際のポイントです。 もちろん、見積もりは基本的に無料なので複数取って損をすることはありません。最後まで妥協せずに決めるようにしたいですね。